2007年5月31日木曜日

人生のステージ上での権利

人が生まれること、死ぬことは運命で、自分の力ではどうにもできないものです。
が、自分で自分の命を絶つことは可能です。
それは、人生のステージの上で得ている権利なのかもしれません。
この権利がなく、自らの意志で舞台を降りることができない、
自分で命を経つということが絶対にできないということになると、
恐ろしく人生というものが息苦しいものになりそうです。

自分で命を絶とうと思えば経つことができる。
そういう権利を持ちつつも、生き続ける。
そうして面白く生きていくことを、
あれやこれやと迷いながらも続けていきたいものです。

自分で命を絶つという選択肢を持っていることを意識しながらも、
それを行使せずに生き続けることが、
この世に生まれてきた運命を生かす秘訣です。

「計画力」を強くする

加藤昭吉 著  講談社ブルーバックス Y800

私自身が、プロジェクトを進めていくときに、おそらくこうしていけば良いなと漠然と意識している事がらが、見事に整理されて示されています。自分自身がイメージしていたことが間違っていなかったことが確認できたとともに、それらが見事に描き出されていることに感激しました。そもそも未来のことは、きっちりと予測することがむずかしいもので、不確定であるからこそ、プロジェクトの進めがいもあり、目標を達成したときの喜びも得られるのだと思います。ライフプランの捕らえ方なども示されていて、ブルーバックスは理系?の雰囲気を持つシリーズですが、日々の生活の中での目標の立て方とそれを実践していく方法を、極めて具体的に教えてくれる一冊です。この本が、PERT(工程管理の画期的な手法)を開発した著者によって書かれた本だということにも感激しました。

2007年5月22日火曜日

人生の目的は?

人生の目的は?って問いにどう答えますか?

旅のように考えてみたとして、
仮に東京から大阪に向かうことを想定すると、
終着駅となる大阪のような目的が人生に存在するものなのでしょうか?

人生の時間の最終的な終着駅がどこかと考えると、
それは死を迎える寸前ということになるでしょうか?

もし、そうであるのなら、
人生の目的は、どうやら終着駅にあるのではなさそうです。
終着駅にたどり着くまでの道中の過ごし方こそが重要です。

今を生きるなんて、いう話がよくなされますが、
ある目的に達するというゴールが存在するのではなく、
常に道中を楽しみながら旅を続けること自体が、
あえていえば、目的となります。

2007年5月20日日曜日

「普通がいい」という病

泉谷閑示 著  講談社現代新書1862

とても良くできた本です。
精神科医である著者が、
こころとからだと頭の問題について、
自らの経験、文学作品、宗教的なものの考え方に
考察を加えていく中で、
極めて明快に述べています。

心理学を勉強してみたいと思う人は、
まず読んでみて損はしません。

有資格者かどうかを抜きにして、
カウンセリングに関わる人には、
ぜひ読むことをお勧めします。

宗教の重要性がいまいち分からないなと思う人も、
これを読むと、こころのあり方と密接に関係していることが
理解できます。

どんな人にとっても、
自分自身の生き方について考える際の、
大いなるヒントとなる根本的なものの捕らえ方を教えてくれます。

著者の講義録に大幅に手を加えて形にされたものだそうですが、
かなり優れた名著です。

99.9%は仮説

竹内薫 著  光文社新書241

飛行機が飛ぶ原理は、実はしっかりとは分かっていない。
分かりやすいこれまでの説明は十分なものではない。
そういう話から始まって、
ものごとを、しっかり考えていこう、
頭ごなしに信じてしまうようなことはやめよう、
というメッセージがこめられています。

この本を読むことは、
常識を疑い、柔軟な発想をするトレーニングになります。

一気に読めてしまします。
それは、内容が面白いということと同時に、
あまりにも文字が大きく、情報量が少ないからです。
ちょっと、文字が大きすぎるよなと、感じます。

クリエイター・スピリットとは何か?

杉山知之 著  ちくまプリマー新書

小学生高学年から中学、高校生向けの新書シリーズの一冊ですが、
デジタルコンテンツをつくることに興味があるとか、
デジタルコンテンツをつくる仕事に就きたいとか、
いう人は、大人であっても読んでおいて良い本です。

デジタルハリウッドをつくった杉山氏は、
フットワークが軽く、世に転がっている道具をどんどん使いこなして、
新たにものをつくっていくということを、身を持って実践しつつ、
その姿勢の啓蒙をされているように見えます。

その姿勢の真髄が、平易な文章によって示されています。
一人一人がメディアになれる時代だ。という言葉は、
まったくそのとおりです。

2007年5月16日水曜日

ソーシャル・ウェブ入門

滑川海彦著  技術評論社

WEB2.0という言葉が示す実態がどのようなものであるか、
この数年で起きたことが実に良く整理されています。
また、
SNSとはどのようなものであるか、
ブログの特徴やブログの始め方について、
ユーザーとしての活用していくための情報も
コンパクトに取りまとめられています。

WEB2.0の海に船出するための指針となる一冊です。