パオロ・マッツァリーノ 著
ちくま新書 645
メディアリテラシーという言葉を、つっこみ力と言い換えようという提言の元、世の中のさまざまなことがらに対して、つっこみがなされています。戯作者と自称する著者は謎の人物。とはいうものの、参考文献がしっかり記載されていて、文体やタイトルや著者名のイメージとは違って、冷静に考察して書かれているように思われます。正しさよりも面白さを追求しようという提案には大いに共感できます。世の中であたりまえと思えるようなことをもう一度見直そうと思うときには、さまざまなヒントを与えてくれる一冊です。
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