2009年8月19日水曜日

『間違いだらけの教育論』は本質を捉えている

『間違いだらけの教育論』 諏訪哲二 氏著 光文社新書416

この本は、言葉というものにしっかり向き合って書かれています。

教育について言及されている方々の意見を分析する中、
それぞれの教育についての考え方の本質をあぶり出してくれています。

著者は、
学校において「啓蒙」という意味での教育を避けることができないのだということを
明確に述べられています。

こういう本が多く売れて、読まれるようになってもらいたいと思います。
教育関係者はもちろん、
言葉に向き合わなければならないマスコミ関係の方々や
言葉をしっかり発しないとならない政治家の方々にも、
多く読まれることになることを期待しています。

政党を選ぶこと 放送局をこと その選択肢はあるのか?

選挙に際して、マニフェストの中身が重要で、
その内容を判断したうえで投票に望まないといけない。
そう大きく報じらていたにも関わらず、

比較のしようがないのか、
つっこみどころが多すぎるのか、
つっこみ様のないものなのか、

いつの間にか、誰かと誰かの一騎打ちであるとか、
選挙活動中に誰が何したとか、
そういう話題がテレビ番組では振りまかれている。

さらには、選挙の話題以上に国民にとって重要なことなのか、
麻薬、覚せい剤所持の事件の報道に、マニフェストの分析は吹き飛ばされている。

二度と戦争に突入することを避けなければならない。

終戦記念日に特集番組などが流されたりするにも関わらず、
マスメディアから流れてくる現在の情報に、さしたる選択肢がない。
右向け右、左向け左という具合に、軽く流されているような感じが伝わってくる。
報道(情報?)番組制作の関係者が自己欺瞞に陥らないのが不思議だ。
(もしかすると気づきながら、どうすることもできないのかもしれない?)

テレビ番組において、どの政党を選ぶか、
マニフェストの違いを見極めて判断しなければならないよ。
と言われても、
真面目に受け取る気になれない。
そういうことを言うまえに、
そもそも、放送局同士で何が違うのか、
局としての特徴を明確にしてもらいたいと思う。

麻薬、覚せい剤の話については、容疑者の拘留期限が来るまで報じない。
今月中は、徹底してマニフェストの中身の追求に全力を費やす。
そういう局が一つぐらいあってもよさそうなのに、
残念ながら一つもない。

もし、今のメディアが、国民が求める情報を報道する。
という姿勢をとっているとするのなら、
この国が再び戦争という事態に突入していくことがあっても、
何ら不思議ではない。

2009年8月18日火曜日

学んで、考えて、面白く生きる

日々、
学んで、しっかり考えて、面白く時間を過ごしていくことを
人生の目的であると考えると、
学校というところで毎日学び続けていることができてしまっていれば、
すでに目的の位置に達してしまっているかのように思える。

でも、
自立してその状態を作り上げなければならないことを思うと、
学校で学んでいるだけでは、まだ、目的の位置に達しているとはいえない。

学校という場所で、
日々、
学んで、しっかり考えて、面白く時間を過ごすというコツを身につけて、
さらに、社会という場において継続的に、その姿勢を貫いていきたい。

面白く時間を過ごしていくためには、
他の人との関わりが欠かすことはできず、
社会人として、学び続け、しっかり考えて、
面白くしていく生きていく工夫をし続けたい。

日々、
学んで、しっかり考えて、面白く時間を過ごしていくことを
人生の目的であると考えると、
その工夫をし続けていくこと自体が、目指すべき到達目標なのだといえる。

結局のところ、
人生における目標を達成する鍵は、
日常生活での学びの姿勢なのである、

2009年8月15日土曜日

調査する努力を惜しんで、専門家に聞くのだろうか

スポーツ新聞に書かれていることがテレビの情報番組で紹介されるたびに、
書かれているという事実を紹介しているのだと言わんばかりの開き直りの姿勢が
見えるようで、ため息が出てしまう。

それと同じような感覚が、コメンテーターとして登場する方々の話を聞く際にも生じる。
タレントと呼ばれる人が、各自の感想を語っているのは、
まだ適当に聞き流せるものの、
専門家と呼ばれる人のコメントについては、その内容のあいまいさに引っ掛かり、
いらだちを感じることすらある。

いったい何の専門家で、日々、何の研究をしている人なのか?
元なになに、というような肩書きの人が話をされている場面も見受けられるが、
その人は、今は何をされているのか?

そもそも、どんなことについても、限られた短い時間の中で、
ことの真相を分かりやすく伝えようという姿勢自体が、
間違っているのかもしれない。

分かりやすい部分だけを取り上げる。
本来分かりにくいものを分かりやすい形に曲解して扱ってしまう。
元から分かりやすいことがらだけを取り上げる。
分かりにくい段階まで立ち入らず、時間切れにして逃げる。
などなど
真実を追求するには至らないことになる。

複雑で理解しがたいことに正面から向き合い、
取材を重ねて、
その内容をできるだけ掘り下げて、
真実を捉えて伝えようとする姿勢

そういう姿勢を、
本来、マスメディアは持ち続けていないといけない。

2009年8月12日水曜日

サイトの入り口をリニューアル

サイトの入り口のページのリニューアル作業を終えた。
旅の始まりを迎えたような気分になっている。
新たに名刺を印刷したような気分でもある。
http://be-do-see.com/sky-tamagoro/

2009年8月11日火曜日

佐々木俊尚 氏 と 鎌田浩毅 氏 の仕事術比較

『仕事をするのにオフィスはいらない』
佐々木俊尚 氏 著  光文社新書413

『ラクして成果が上がる理系的仕事術』
鎌田浩毅 氏 著  PHP新書399

どちらも知的生産の技術を具体的に教えてくれている。
佐々木氏の本では、モバイルフォンを駆使することなどが紹介されていて、
鎌田氏の本では、クリアファイルに入れていく手法が紹介されている。

具体的な手法は異なっていても、
両者とも、時間の効果的な使い方について触れていて、
なおかつ、自立した生き方を示してくれているところが大いなる共通点である。

それぞれの仕事術を比較して読めば、自分自身の仕事術を確立するヒントが得られる。

2009年8月9日日曜日

面白半分じゃ ダメだ!

面白半分という言葉は、中途半端に共通するダメなイメージが伴う。

では、面白がってはいけないのかというと、そうではなくて、

もっと面白がらなくてはいけないものだと捉えたい。

「面白全て」

この心意気でいきたい。

遊びであろうが、仕事であろうが、
自分自身が関わっていくことに対して、
すべてを面白がる姿勢でありたい。

面白くない。つらい。退屈だ。などと感じているとき、
自分自身が「面白全て」の姿勢で臨んでいないことを
まずは疑ってみた方がいい。

で、この「面白全て」の心意気を持つこと
これというのが、
三昧の境地にあるということなのかもしれない。