2007年6月29日金曜日

入門!システム思考

枝廣淳子+内藤耕 著  講談社現代新書1895

 個別の要素そのものではなく、要素のつながりを重視し、構造を理解することを「システム思考」として提唱し、具体例を元に、その思考の有効性と、その思考をするためのコツが紹介されています。いろいろなものを合わせてプロデュースしていくことで世の中が面白くなると考えている私自身にとっては、まったく我が意を得たりという内容が書かれています。まさしく、ここに書かれているシステム思考を多くの人が身につけていくことが大事だと思います。

 ちなみにこの本の主な流れとはそれますが、文中に、副作用というものはなく、すべて作用なのだというような主張が書かれていて、それについては、眼からうろこが落ちるような感じで、とても新鮮な印象を受けました。

面白い本で、一読をお勧めします。
が、文字が大きく文章量は少なく、
現代新書もとうとうこの大きさの文字になるのかと
新書本の出版ラッシュの戦いの厳しさを感じます。

2007年6月24日日曜日

職場はなぜ壊れるのか

荒井千暁 著  ちくま新書643

 産業医である著者が、世の中のさまざまな過労死や労災認定される自殺などの事例を紹介していく中で、職場というものに内在する問題を掘り起こされています。時に自らの体験も交えられながら、仕事をして生きていくことのあり方についても説かれています。成果主義の大いなる問題点を指摘し、プロセスを見ることの重要性が暗に示されています。
 最近、仕事を頑張りすぎているなあなんて思われる方にとっては、必読の書です。それにしても、この本の全体を通じて、著者の自らの仕事に対する姿勢の生真面目さが伝わってきます。かなりのエネルギーが注がれてできた本であることが感じられます。

2007年6月20日水曜日

みんな頑張って生きている

XactiのCG65で撮った撮りっぱなし映像です。
中身について、きれいな絵とはいえません。

売れないのは誰のせい?

山本直人 著  新潮新書220

元々広告会社に勤務されていた著者が、
これからのマーケティングのあり方について、
実例を紹介する中で、自らの考えを述べていらっしゃいます。

情報受動型より情報検索型の効果が重要になってくると予見されていて、
そういう中で、広告につぎ込まれるお金が、どのように再分配されていくかという点が重要になってくるという指摘がなされています。

テレビCMの現状についても分析されていて、テレビや広告に興味がある方にとっては、読んでおいて損はしない一冊です。

これから面白い世の中になっていきそうだという、
今現在、私の抱いている印象について、
間違ってはいないなという確信が持てました。

2007年6月18日月曜日

ある生物の声

コミュニケーション不全になりそうな入門書の数々

新書本のシリーズがどんどん増えて、多くの本が登場しています。
内容も面白く、日ごろものを考える際の刺激となるような本もあります。
が、数が出る割には、読む気が起こらないようなものがたくさんあります。

より良いコミュニケーションをとるためのマニュアル本めいた新刊書が目立ちます。
その多くが、読む気が起こらないタイプに多く含まれます。

すべてを読まずしていうのもなんですが、
それらの本の中には、
自分と人との間にある種の無意識の壁の存在を前提として、
いかにより良いコミュニケーションを行うかというような発想で書かれたものが、
多く存在するように感じます。

プレゼンテーションについて書かれた本も同様で、
それはそれで大事ではあるものの、うわべでいかに良く見せるかについて、
そのテクニックを紹介しているだけのような本があります。

就職などの面接についてのマニュアル本でも
多くは、真面目にそれを読んで、そこに書かれた形式をなぞっているようでは、
駄目だろうなと思えるような本が目立ちます。

今の
コミュニケーションに関する本の編集内容や出版される状況が、
そもそも、コミュニケーション不全の世の中となっている兆候を
示しているようにも思えてきました。

2007年6月16日土曜日

爆発するソーシャルメディア

湯川鶴章 著  ソフトバンク新書034

値段はそれなりなのに文字が大きく情報量の少ないソフトバンク新書ですが、この本の中身は新鮮かつ刺激的です。これからの表現活動において、インターネットでの情報交換を通じてどのようになされていくかということの予測がなされています。この本の面白い点は、著者が既存のメディア媒体をつくる会社に所属されているということにあります。実に冷静に、今後のメディアの展開について見つめて書かれていることが伝わってきます。ブログやSNSなどを情報発信者として利用する上で、今後のあり方を探るためには、ぜひ読んでおきたい一冊です。

2007年6月9日土曜日

プロデュースとは、「あわせる」ということ

プロデュースというのは、もの、ひと、こと、いろいろなものを
「あわせる」ということなのだと捉えています。

昨日、映像製作のプロデューサーである方のと話の中で、

まさに、日々の仕事が、スタッフのこと費用のことなど、
いろいろなことをあわせて、作品を完成させる仕事なのだと、
いうこことを伺いました。

プロデュースというのは、もの、ひと、こと、いろいろなものを
「あわせる」ことなのだと捉えることにますます自信が持てました。

ちなみに、たくさんの「○○あわせる」があります。
組み合わせる 重ね合わせる 出会わせる つなぎ合わせる
結び合わせる 留め合わせる 縫い合わせる 付き合わせる
絡み合わせる 足し合わせる 話し合わせる 見合わせる
読み合わせる 埋め合わせる 掛け合わせる よじ合わせる
申し合わせる 混ぜ合わせる 貼り合せる 照らし合わせる
すり合せる

○○を合わせる というものを入れると無数に、
いろいろと合わせるものがあります。

2007年6月5日火曜日

「変わる!」思考術

畑村洋太郎 著  PHP文庫

独立した個として生きることが大事であるとうことが説かれています。社会生活リテラシーの教科書と勝手に認定させていただきたいような内容の本です。世の中を面白くしていくためには、一人ひとりがこの本に書かれているような自分で考え行動するようになっていくしかないと思われます。組織に所属しながら生きている場合も、こうすればいろいろな状況を変えていけるのだということを教えてくれる一冊です。もうすでに、ここに書かれているような自立分散型の社会が形成されつつあると私自身は考えています。

2007年6月1日金曜日

勉強することの目標は?

ものごとを進めていくにあたって、目標を定めて、
その具体的な目標に向かって活動していくことが、
ゴールに向かうための秘訣です。

さまざまなプロジェクトを成し遂げようとする時、
目的を見失わないように全体を見渡しながら、
次なる活動の目標を定めて、活動していきます。

勉強するという行為を考えたとき、
その目的を見失わないようにすることと、
その目的を達成するための段階に応じた目標を定めることが重要です。

目的を見失うどころか、あまり深く考えず、
目標だけは、受験のためのというとても分かりやすい設定をする。
「結局は、そうせざるを得ないんだよね。」
なんて諦めのような印象を伴って、
そういう場面が、とても多く転がっていそうです。