場の思想
清水博 氏 著
東京大学出版
2003年に出版されて版を重ねている本です。
社会というものが、単純明快には割り切ることができないもので、
場の上で、複雑なやり取りがなされてつくられているということ、
場の持つ意味を問い直すことで、社会をどのように形作っていけば良いかということ、
多くの事例を挙げて、描き出されています。
個人と社会の関係性にも触れられており、
私自身がN.S氏とY.I氏と共に提唱した『社会生活リテラシー』のイメージに合致するものを
見つけました。
実践の論理には夢が必要であるとのコメントには、強く同意します。
ただ、場のアカデミーの活動をサイトで拝見する限りにおいては、
なかなか。実践の論理を形成していくことは簡単ではないのだと感じました。
今、私は、『あつぎ青春劇場』なるものの立ち上げに深く関わっていますが、
実践の論理を展開できる場として、実りあるものにしたいと強く思っています。