2012年8月3日金曜日

生活プロデュース学科の『プロデュース』とは?

生活プロデュース学科という学科名称にプロデュースというカタカナを用いたのは、
うけを狙ったものでも、奇をてらったものでもありません。

プロデュースのもととなる英語のproduceは、生産するというような意味に訳されます。
農作物の生産などにあてはまる単語です。

いろいろなものを合わせて何かを作り上げていく

私自身は、プロデュースという単語を、そのようなイメージでとらえています。

何かが生み出されるときに、無から生まれるものはなく、
さまざまなものごとが合わさって作り上げられていくます。
物質的なことがらだけでなく、時間もまた、合わさる要素に加わります。

人が生活をしていくとき、ただ漫然と日々を過ごすのではなく、
毎日をより面白く、より生き生きとした形で過ごしていくことしたとき、
そこでは、さまざまなものごとを合わせていくという活動が必要となります。

生活をプロデュースするということは、
日々の生活をより面白いものにしていくために活動することです。

それは個人が自分だけの生活を面白くするというものではありません。
さまざまな人々、社会全体が面白くなるように活動していくことにつながっていくものです。

生活プロデュース学科とは、
生活をプロデュースするという方法を学生自らが発見し身につけていくための学科です。

プロデュースという単語がつく学科名称に対して、?と言われても、
これに変わる漢字の熟語が見当たりません。

ちなみに、英語のproduceだと、このような意味でとらえるには難があるため、
湘北短期大学 生活プロデュース学科の英語名称は次の通りです。

Creative Life-Style Management

とてもカッコいい名称です。
この名称を考えられた方のセンスと教養には、感服しています。


2 件のコメント:

  1. 大学関係者です。私も『看板学部と看板倒れ学部』を読みました。けっこう図星の指摘があって、私には、反省する部分が多かったです。
    上記の記事で書かれているような、「生活プロデュース」に対する関係者の想いはわかりますが、そうは言っても客観的に見て、多くの方には意味がわからない名称なのは確かでしょう(私の勤務先も同じです・・・)。このように各大学が独自のこだわりを見せた結果、日本の学位が670種類に増殖し、高校生からするとわけがわからない状態になっていたり、学びの証明書としての学位の通用性が失われていたりする、というのがあの本の主張だったと思います。
    1大学の中だけで発想するなら、確かに岩崎さまがおっしゃるとおりなのですが、高校生にとって、日本の社会にとって、果たしてこの状況が理想的な状況なのか・・・。私は、色々と考えさせられております。

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    1. 貴重なコメントをいただいていたのに気付いておりませんでした。コメントありがとうございます。落ち着いてどっしり構えていれば、そう多くの単語を費やさなくても表現できるのかもしれませんね。菅付雅信氏のはじめての編集という本とを最近読んで、私自身が勝手に解釈している『プロデュース』という単語の意味は、その本で示されている『編集』という単語で十分に表現できると思ったりしています。
      だからといって、生活編集学科という名称にすることが良いかは、また別問題なのですが、私自身もいろいろ考えさせられています。

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