PISA2006の結果が発表されて、ゆとり教育の是非がどうのこうのと新聞やテレビの報道番組などで取り上げられています。
PISAとは、OECDが行う学習到達度調査のことですが、その内容を見ることなしに、結果の順位だけが取りざたされます。
私自身が、とても面白いと感じることは、PISAの結果の取り上げ方の姿勢が、さまざまなものごとについて考える力を測ろうとしているPISAのあり方に反しているということです。
中身を見ないで、上っ面の情報だけで、情緒的に判断をしてしまう。
そうならないためにも、ひとりひとりが、考えるということに手を抜かないことが重要です。
ゆとり教育の弊害がなんとかとか、最近の子供達はとか、あまり考えることなく、つぶやいたり発言したりしてしまっている大人と称する人は、まずは、自らがPISAの問題にチャレンジしてみるべきです。
日本国内ですべての年代でPISAの問題にチャレンジしてみて、
年代別の平均点の結果順位でも出してみても良いかもしれません。
文部科学省が公開している問題の抜粋のページがあります。
PDFをダウンロードしてから開けば、問題文を読むだけでも苦労するなと思えるような
記述解答を要求する問題が並んでいます。
PISAの結果について世間話をする場合には、ぜひことらの問題にチャレンジしてからにしましょう。
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