2009年12月16日水曜日

「生活を哲学する」 示唆に富む一冊

生活を哲学する 
長谷川宏 氏 著  岩波書店

双書 哲学塾の一冊です。

生活と哲学という相いれなさそうな概念をつなぐことが試みられている
講義録です。

著者は、全共闘運動に参加した後、
私塾の経営をしながら哲学を続けてこられた経歴の持ち主です。

子育てや塾における合宿などを通じて、
生活に根差した活動の中で、論考を重ねてこられたことが伝わってきます。

大衆というものの捉え方、
社会における 晴れ の場の必要性など、
これから先、個人個人が社会の中でどのように生きていけば良いのか
という点について、
多くの示唆に富んだ一冊です。

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