読んだ本の備忘録として、ブログに載せているつもりが、
並行して読んだり、忙しさにかまけて書かなかったりすると、
どんどん、書いていない本が積み重なっていきます。
手元で確認できる7冊を、
この際、ランキングを付けて載せておくことにします。
以下 3月に読んだ新書本
私が良いと思ったランキングです。
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第7位
「お客様」がやかましい 森 真一 著 ちくまプリマー新書
興味をそそる内容が書かれてはいますが、
ベースになっている資料に流されている感じがして、
ちくまプリマー新書らしくない雰囲気の一冊です。
第6位
情緒から論理へ 鈴木 光司 著 ソフトバンク新書)
みんな落ち着いて、しっかりものごとを考えようという、
その呼びかけに大いに賛成です。
マスメディアを通じて得られる情報からなどで、
うわついた雰囲気に包まれそうになることを
防ぐために有効な一冊です。
第5位
対決! 大学の教育力 友野 伸一郎 著 朝日新書
大学で何を教えるべきかという
その原点を示してくれています。
それを評価する指標がここに示されたものが
妥当なのかどうかは分かりませんが、
大学教育のあり方について、
再考させてくれる一冊です
第4位
わかりやすいはわかりにくい? 臨床哲学講座 鷲田 清一 著 ちくま新書
平易な文章であるにも関わらず、
ものの考え方の大事な視点を示してくれています。
分かり易ければ良いというような
安易で乱暴な形でものごとが伝えられることがある世の中で、
自立して、ものごとを考えていくための基盤を与えてくれる一冊です。
第3位
教育幻想 クールティーチャー宣言 菅野 仁 著 ちくまプリマー新書
教育ということについて、日々、携わっている人
教育ということについて、ひとこと、ふたこと言おうとする人
この本はぜひ読んでおいてください。
思い込みの行動や言動を抑えることができます。
第2位
大学論──いかに教え、いかに学ぶか 大塚 英志 著 講談社現代新書
まんがを教える大学での奮闘記であるかと思いきや、
大学のあり方そのものについて考えさせられる一冊です。
私自身は、まだまだ突き詰めて行動していないということを
指摘されてしまったかのように感じ、ショックを受けました。
まんがを教えることを通じて、著者は何を教えようとしてるのか、
その根っこに触れることにより、
大学教育で教えるべきもののついて、
大いに考えさせられることになる一冊です。
そして第1位は *********************************
ソーシャルブレインズ入門 社会脳って何だろう
藤井 直敬 著 講談社現代新書
これからの社会のあり方を考えていくにあたって、
自分自身が社会で生きていくにあたって、
とても示唆に富む一冊です。
このテーマにおける最新の研究方法も紹介されていて、
新書本とは思えない、内容の充実した一冊です。
こういう本が登場するとなると、
新書本も捨てたものではないなと思えます。
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今、
学問のすゝめ 福沢 諭吉 著 慶應義塾大学出版会
を少しずつ読んでいます。
これがとてつもなく面白くて、現代社会を生きていくにあたって
示唆に富む一冊です。
日本の国が、この150年余り、
何をやってきたのだろうかと疑問に思えてきます。
上のランキングに並べると、この本が1位かもしれません。
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