2010年5月24日月曜日

これが「教養」だ は、実は刺激的な一冊です。

これが「教養」だ  清水真木 氏 著  新潮新書361

教養ということばの定義、教養の意味について考えさせてくれます。

日ごろ、ことばの定義をあいまいにしたまま使っている私自身にとって、
反省をうながされるような箇所がいくつもありました。

口述筆記される本も多くある中で、
この本は、語り口調を装って書かれています。
途中で話がそれましたが、と意図的に話題が挿入されていたりもします。

研究の原典も紹介されているにもかかわらず、
流れるように一気に読めてしまいます。

パオロ・マッツァリーノ氏が戯作者と名乗っていらっしゃいますが、
この本は、まさしく戯作者の手により書かれた本のように思えます。

全編にわたって、教養とは何ぞや?ということについて書かれているので、
テーマそのものは刺激的でないように思われるかもしれませんが、
内容は実に刺激的で、随所に挑発的なメッセージがこめられています。

こういう本を読むと、
新書本というメディアの存在価値を改めて認めたくなります。

2010年5月18日火曜日

テレビ・広告業界のことがよくわかる2冊

人気テレビ番組の文法 純丘曜彰 氏 著 フィルムアート社


番組制作者に対して書かれているような文章で、

そこに身を置いているかのように思わせられながら、

細かな内容について教えてもらえる一冊


広告の基本 波田浩之 氏 著 日本実業出版社


刊行されてから数年経つものの、興味深い数字がいろいろ紹介されている。

広告業界の全貌を見渡すことができる一冊


著者の体験に裏打ちされている内容で、

かつ本の形にまとめるにあたって、調査やヒアリングがなされていることが、

伝わってきます。

こういう業界に興味がある人には、まず読んでおいた方がよいと薦められる本です。

2010年5月10日月曜日

価値を見極める力

東京にそびえ立つ、まだまだ高くなる電波塔

その高さに注目が集まり、話題性のある構造物として扱われている。
でも、話題は、その高さが高いということに尽きている。

高さが高い、値段が高い、人気が高い、
それを価値だと考えているようでは、
価値を見極める力は養えず、
人生、面白く生きることも難しくなる。

2010年5月9日日曜日

大きな刺激を受けた 学芸出版社の良くできた本 2冊

ヴィヴィッド・テクノロジー  建築を触発する構造デザイン
小野暁彦・門脇哲也・乾陽亮 編著

まちづくりコーディネーター
リム ボン まちづくり研究会 編著

2冊とも学芸出版社より刊行されている本です。
2つに共通するのは、
実プロジェクトが紹介されていること、
その実プロジェクトに関わっている方々が、
皆、精力的に活動に取り組まれていることです。


ヴィヴィッド・テクノロジーは、刺激的なタイトルですが、
サブタイトルを見ないと、構造家の本だと気づきません。
でもその中身は、
建築の構造家の手法や考え方のみならず生きざますら見えてくるような、
熱意を持って仕事をされている構造家の姿を浮き彫りにするものです。

構造家を目指したい人
建築に関わりながらも構造家についてもっと知りたい人、
すでに建築構造に関わる仕事をしているものの、
自分自身の仕事の仕方を見つめ治したい人、

とにかく構造家について考えるには、かなり示唆に富む、面白い本です。


まちづくりコーディネーターでは、その書名のとおり、
まちづくりコーディネーターなるものの活動の紹介と、
今後の展開についての示唆がなされています。

ここに紹介されている実例を通じて、
コーディネーターの役割の内容とその重要性を学ぶことができます。

現在コーディネーターのような役割を果たしつつも、
今後どのように展開していこうかと迷っているような方には、
ぜひ読まれることをお薦めします。

たまたま手に取った2冊ともが、学芸出版社の本だったのですが、
この2冊とも、活動のエネルギーが凝縮されているような本です。

2010年5月2日日曜日

あつぎ元気Waveで、あつぎ青春劇場が紹介されました。

あつぎ元気Waveで、あつぎ青春劇場が紹介されました。

厚木市のサイトから見ることができます。
http://www.city.atsugi.kanagawa.jp/wadai/wave/news201005.html

あつぎ青春劇場は、
このゴールデンウィーク中も楽しめます。

3日まで、ポストホビー厚木まつり
4日は、あつぎ映像コンテスト2010の全応募作品の上映会
5日は、笑学館 石川昭一さんの大道芸教室

この期間中の催しは、すべて無料です。

ぜひ、お立ち寄りください。