実践! 交渉学
松浦正浩 氏 著 ちくま新書839
単なる言葉のやり取りするという意味での交渉能力ではなく、
複雑な問題に対して、どのように話を取りまとめていくかという
交渉のための論理が示されています。
難しい理論が、例示されていることで、とても理解しやすい形で表現されています。
アメリカ軍の基地問題のように、一筋縄では答えが得られない問題について
どう考えれば良いのか、どういう交渉をすれば良いのか、
そういうことへのヒントが得られます。
責任を担うこともないままに、
好き勝手な意見を述べるテレビのコメンテーターなみに、
ただただ評論家ぶって、好きなことを言っているのではなくて、
選挙で投票する権利を持っている人は、その権利を行使する段階で、
この本に書かれている内容ぐらいは、学んでおいた方が良いと思います。
こういうことを学校で学べるようにするべきだと考えさせられました。
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