経済学に何ができるか
猪木武徳 氏 著
中公新書2185
何か端的な答えが書かれているわけではありません。
経済学という学問が、実社会のあり方とどのように関わるものなのか
ということについて書かれています。
この本は、単に経済学について述べられている本ではありません。
筆者は、経済学が対象とする社会そのものの在り方について、
さまざまな視点から考察されています。
その考察の中で、経済学との関わりが示されています。
現在、衆議院の総選挙前に、
各党、各候補者の主張することがらが報道されています。
ある判断を下す際に、
雰囲気にのまれることなく、自分自身でしっかり考えたいと思うのであれば、
この『経済学に何ができるか』のような本を読んでおくべきだと思います。
〇か×かというような単純な割り切りで判断することが難しい状況の社会で、
次に進む方向を見出してくためには、
この本に書かれているようなことがらについて、
みんなが考えなければならないと思います。
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