『使える!経済学の考え方』
小島寛之 氏 著
ちくま新書740
幸福 自由 平等 正義
あいまいかつ抽象的な概念化と思われるものが、
経済学の数理的モデルによる定義づけについて論じられている。
数理的なモデルを使って社会現象を読み解く面白さが伝わってくる。
数字合わせではなく、原理から説き起こさなければならないという
著者の姿勢が明確に示されていて、そのことにも強く感銘を覚える。
こういう本を多くの大人が読むと
もっと社会は面白くなるのになあと思う。
もし、高校生の時に、この本に出会っていたら、
大学で経済学を学びたいと思ったかもしれない。
経済学には文系ではなく理系の要素があるとかないとか、
そういうつまらない話をしているような人は、
絶対に読んだ方が良い一冊。
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